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<  2012年 02月   >
  • 映画の字幕のはなし
    [ 2012-02-23 02:05 ]
  • ben sharn のスイミングプール
    [ 2012-02-20 01:52 ]
  • グリムスが
    [ 2012-02-19 11:33 ]
  • 「美しい」の基準
    [ 2012-02-08 01:58 ]
映画の字幕のはなし
映画字幕の話。

太田直子著
字幕屋は銀幕の片隅で
日本語が変だと叫ぶ

映画字幕翻訳家の太田直子さんの
トークイベントにいったハナヲちゃんから借りた本。

映画の翻訳にも二種類あると知った。
字幕映画をみたあと、最後に(訳 戸田奈津子)とか
出てくるけど、あれが多分、映画字幕の翻訳家。
あの人たちが作っているのが、外国映画の画面の下にでる字幕の文。
そして、日本語吹き替えする声優のセリフのための翻訳もある。
読ませる翻訳と聞かせる翻訳。似ているようでたいぶちがう。

読ませる文字数より、聞かせる文字数のほうが
情報量は増やせるけど、映像で俳優の口の動きやしゃべっている長さを
せりふとあわせなければいけないし、
読ませる方の字幕は、表示できる文字数が極端に少ない。
それで言葉を省略するだけでは減らしきれないので
まったくちがう言葉を使って意味を伝えたりする。
字幕映画は翻訳家のセンスを読んでいるようなものなのだなあ。

ところでその本には、
字幕には、句読点「、」「。」がない という話がでてきた。
一文字でも多く、観客に伝える言葉に使いたいため、
句読点を使わないのだろう ということらしい。けど・・・・

以前仕事でこんなことがあった。
映画の字幕みたいな文字をCMで使いたいので
指定の文章を字幕文字でテロップにして欲しいとのこと。
そこでレンタルビデオ屋にいったのだけど
たいていはビデオになる時、字幕はゴシックとかのフォントで入れられるので、
メジャーなアメリカ映画では、あの独特の字幕文字が使われていない。
で、古そうなヨーロッパの映画とかを適当に借りようとしたのだけど、
借りたのが全部フォントかもしれないし、う〜ん・・・と悩んでいると、
映画好きそうな店員(店長?)さんが、何かお探しですか?と声をかけてきた。
で、そういう字幕文字の入ったビデオを探してるという話をすると興味津々のまなざし。
「ヨーロッパの古い映画が大好きで、そういうビデオばっかりのお店にしたいけど、需要があるのは新作のハリウッド映画ばっかりなんです。だからこういうご相談は大歓迎です。」と
次々に古いビデオを出してきて、店のデッキで再生して探してくれた。
あっという間に3本みつかって、仕事したいんで、もう帰りたいのだけど
映画が大好きなこの店員さんは、
「今度、お仕事じゃなくこれを見てほしいなあ。」とか、
「これは観ましたか?」とか、おすすめ映画をいっぱい出してきて
もう映画の話が止まらなくって参ったことがあった。


前置きが長くなったけど。
ビデオが何だったか覚えてないのだよなあ。
でも、その時の記憶だと、「、」も「。」も書いた記憶があるのだ。
それとも、その仕事では句読点が必要だったので、
自分で「、」と「。」くらいは書いたのかもしれない。
14型のテレビモニターでビデオを何度も止めて
トレペを当てて、テレビの光で文字をトレースした。
あんなに何度も一時停止してビデオがかなり傷んだろうな〜
そんな映画をこよなく愛するそのレンタルビデオ屋さんは、
そのあと一年くらいでなくなってしまった。
残念です、本当に。

ちなみにネットでみたら、太田直子さん翻訳の映画が出てきた。
サムサッカー
ヒトラー 〜最期の12日間〜
ブラウン・バニー
エルミタージュ幻想
初恋のきた道
17歳のカルテ
ダイヤルM
まだまだいろいろ。
そしてあやしい植物のお話をかく小説家の星野智幸さんの翻訳のお師匠だそうです。

言葉を練りに練る字幕翻訳。興味深いお仕事です。





by kaka_o00o | 2012-02-23 02:05 | アートと映画と文学 | Trackback | Comments(2)
ben sharn のスイミングプール

名古屋市美術館にベン・シャーン展に行ったら、うちにあるこの本が
ガラスケースに入って飾られていました。
といっても、うちにあるのは、日本語に翻訳されたものなんで
ケースに入ってるのとは本当は違うんですけど。

今回のベン・シャーン展は、
昔みたベン・シャーン展と、今の自分がみたベン・シャーン展が
どう違うのかな?(もちろん絵は変わってないので、自分が変化したってことなんだけど)
ということが興味深かったです。
見た事ない絵もありました。
前の方が好きな作品はたくさんきていたような・・・・
なんとなく展示の分け方というか、ちょっと微妙な点もあったけど
写真がたくさん見れたのはよかった。
写真はあんまりいらないのに。と思った人もいるかもだけど
私はベン・シャーンの「人が好き!」という気持ちがあらわれている写真が好きです。


スイミングプール。
この青い絵の中に、20年前の自分が反射して映っていたのを
いまでも覚えています。
誰もいないひとりっきりの展示室で(休日なのに空いていた)
鏡のようになったこの絵の中に映る自分を長い事観ていました。

今回もこの絵が展示されていたので、
20年たった自分の姿を、この絵の中に映してみました。
なんともいえない時間の流れを感じましたよ。うまく説明はできません。
また何年後かに、この絵の中に、さらに年を重ねた自分が映るのを
観られる日が来るといいな。
あ、でも会期中にもう一回いくつもり。
平日の空いてそうな日に。(休日も結構空いてましたが)
by kaka_o00o | 2012-02-20 01:52 | アートと映画と文学 | Trackback | Comments(6)
グリムスが
グリムスの木が枯れそうだ・・・・








by kaka_o00o | 2012-02-19 11:33 | 毎日の日々 | Trackback | Comments(0)
「美しい」の基準



And the moom sees me;  Megumi Yamamoto

gallery feel art zeroの山本恵さんの展示。
こういう作品を見ると、
美しい、と、ただひたすら、見惚れてしまいます。
時間の経過のこと 積み重ねてできる美しさのことを考えます。
静かにしている小さなものの圧倒的な美しさについても考えます。
小さなものの中にある美しいものに気づく(がさつな自分がほとほと嫌になる)
その細やかさとか、とにかく、自分の中からは全く生まれてこない
繊細であやしくて控えめでとても個性的な世界。
憧れまくりです。
観ているだけで、血液がサラサラしてくるような・・・・


DMの写真の箱は、蓄音機が入っていたケースだそうです。
この作品が真ん中にあり
まわりには、その中にあったネジが使われていたり、蓄音機の針と針を支える部分とか、
円盤を回す歯車とか、ワイヤーとか、箱の仕切りになっていたもの(?)とか
色んな部分がわかれて、もとの役割とはまったく別の姿でそれぞれの作品になっています。
真ん中の箱が破裂してパァッと飛んだ部品が、いろんなところに着地したようにみえました。
植物のタネが飛んで、どこかの朽ちた木にくっついて宿り木になったりするけど
なんかあんなイメージ。生きてるみたい。寄生してるみたいでもあり・・・

自分の頭では全く想像も創造もできないものを
観るっていいなあ。
山本さんの作品、また観たいです。
by kaka_o00o | 2012-02-08 01:58 | アートと映画と文学 | Trackback | Comments(0)