![]() デニムの表紙、背表紙と表紙の絵のところがエンボスになっていて まだ本が大事に作られていた時代って感じがします。 これは大学時代に友達が、私がベンシャーンが好きだと知っていて 古本屋で見つけて来てくれた誕生日プレゼントでした。 ベンシャーンに出会ったのは、高校生の美術のサブ教科書みたいなので 釘付けになってしまったのでした。 教科書から知るにはなんだかマイナーな画家ってかんじですが 確かにベンシャーンは、画家のわりにはイラストレーター寄りでデザインもするし(というよりイラストレーターでデザイナーだった)、 絵を描くという世界では御法度なかんじの 「絵の中に文字を入れる」とか、「写真をみて絵を描く」とか そういう意味では特殊なアーチストだったので、授業の教材としては使いやすかったのかも。 それからずっと、今でも大好きなアーチストです。 一番たくさん持ってる画集はベンシャーンだと思います。 もうすぐ名古屋市美術館でベン・シャーン展が開催されるのですが 20年ぶりの回顧展だそうです。 以前、岐阜県美術館に回顧展が来たときは 電車バス乗り継いで3回くらい観に行った記憶がありますが あれから20年もたったのか。光陰矢の如しだわ。 はじめてベンシャーンを観たときは まったく知らずに絵だけをみてヘタウマチックな画風に夢中でしたが あとで、水爆事故の第五福竜丸のシリーズだったことを知りました。 そのラッキードラゴンシリーズは福島県美術館も所蔵していて、 今回2月から3月に名古屋市美術館でも開催される展覧会でも見られるようです。 私が学生だったころ、写真を撮って、それを見て絵を描くのは邪道みたいな雰囲気があって(まあ、デッサンの勉強する時は現物をみてとらえるのが勉強だからだけど) でも、このベンシャーンの写真というのがすごく良いのです。 写真だけで企画展が開かれるほどだから、そう思ってる人もたくさんいるのでしょう。 ヘタなんだけど、人が好き!という情のある写真なのだなあ。 よく写真と絵を並べて展示されているけど、それがまた面白い。 今回の展覧会もそんな感じになるのかな。 和田誠さんや山藤 章二さんが影響されてるとかは有名だし DAVID STONE MARTINや、松本大洋もまちがいなく好きだろうな。 やっぱりイラストレーターに影響を与えたのだろうな。 絵画というには庶民的だもんね。 まあジャンルはどうでもいいのです。ぐっとくるかどうか。ってことだから。 とでも楽しみです。
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